VIKES取材部!【株式会社マルク】
いつも支えてくださっているスポンサーの皆さまを、愛媛オレンジバイキングスの新人広報が駆け回り、「なぜバイクスのスポンサーになったのか?」「スポンサーになったきっかけは?」と根掘り葉掘り聞いていきます!
バイクスのスポンサーをもっともっと身近に感じて、たくさんの会社を知る、知るとつながる、関係が深まる、ご縁があれば働くかも!?そんな記事にしていきたいです。
第3回目 株式会社マルク
第3回目は、株式会社マルク 北野 順哉社長に話を聞きました!
▲北野社長
簡単に自己紹介をお願いします
中学校は柔道、高校は陸上、現在はトライアスロンにどっぷりハマってる47歳です。以前は広告代理店に勤めていましたが、10年ほど前にこの会社に入社しました。
トライアスロンとは...本当にアクティブですね!始めるきっかけは...?
社会人になって何年か経ってくると、プライベートの面で新しいことにチャレンジする機会ってとても少なくなるんですよ。四捨五入したら40歳で人生の折り返し地点になると実感したときに、このまま新しいチャレンジをしなくなるのはいやだ!と思いました。その時にたまたま後輩に誘われたロードバイクの気持ちよさの虜になり...。学生時代に陸上をやっていたこともあって「これで泳げるようになったらトライアスロンに挑戦できるのでは...?」と浮かびました。ふとしたチャレンジがきっかけです。
目標を常に持っているんですね
正直走っても泳いでもきついなぁ、しんどいなぁと思っています。人生という一つの指針の中で、こういった厳しい経験が社会で活きる時があるんです。何事も根底には自分が決めたことをやるという土台があるので、スポーツから『やりとげる力』というものを学んだと思います。
▲トライアスロンゴール時(写真提供=北野社長)
会社概要をお願いします
主には障がいのある方たちの自立を支援している会社です。障がい者就労支援という事業となります。18歳以上の障がいのある方たちに僕たちの事業所を利用していただき、マルクの社員として働きながらスキルや社会性を身に着けて一般企業に就職していくという流れになっています。この分野では日本初の株式上場をした上場企業なんですよ。
一度マルクに入社するということでしょうか?
そのとおりです。まずはマルクの社員として働き、学びながら仕事をするということです。それ以外にも18歳以下の障がいのある子どもたちに向けて、将来自立できるように放課後や夏休み等の長期休暇の時間を利用して、生活能力の向上に必要な訓練をする放課後等デイサービスという事業にも取り組んでいます。子どもから大人までの将来的な自立をサポートしている会社です。マルクを退職・卒業してからも一般企業で長く続けられるようにアフターケアにも努めています。
障がい者の方のお仕事とはどういったものが?
通常の出勤はもちろん、テレワークも活用してのパソコンを使ったお仕事が多いです。それ以外にも事業所の外に出て施設の掃除をしたり工場での仕事もしています。僕も一緒に掃除をしたり工場に行くことがあったのですが、とても責任感の強い社員が多いんです。暑くてもじめじめしていても汗をかきながらしっかり仕事をこなす姿を見ると、自分も頑張らなきゃといつも考えさせられます。
福祉の仕事に転職したきっかけなどは...
もともとこの会社を創業したのは僕の兄だったんです。兄自身の交通事故がきっかけで、それまで当たり前だと思っていた「働く」ということがこんなにも難しいことだと痛感したらしいんですね。
その兄の力になりたいという思いから、広告代理店から福祉の仕事に変わりました。
業種のカルチャーショックなどはなかったのですか?
戸惑うこともありました。精神障がいの新入社員の方が帰るときに『おつかれさま!』と声をかけて。そしたら『クーポン券がですね~』と全然関係ない返答が返ってきたんです。その時に、どんなレスポンスをすればいいか分からなくなって一瞬フリーズしてしまったんです。後に知ったら話を流したり相槌をうつだけでもよかったらしいんですけどね。最初こそ「自分に何ができるのだろう?」と不安になっていましたが時間が経つにつれてそういった不安もなくなりました。
▲マルク社内
過去にバイクスと足長シートというイベントをやっていたそうで!
そうなんです!1シーズンでマルクがバイクスの試合会場の何席かを購入して、そこに障がいのある方や車いすの方を招待するという企画を行っていました。障がいのある方が観戦をしたくても、付き添いがいなければならない場合がある、試合のチケット代も付き添い人数含めたらかなりの金額になりますよね。そこを懸念して試合に来られないという選択をなくすため、マルクが買ったシートで招待していました。コロナの状況や感染リスクも考えると昨シーズンは挑戦できませんでしたが、また再開したいです!
B.LEAGUE初年度から弊チームを支えてくださっていますね
バイクスがB.LEAGUEに参入したときにマルクと重ね合わせてみたんです。何もないところからその地域に根差し価値を生んでいく、文化を根付かせていくという姿を想像した時に会社全体で応援していくことで間接的に社員たちに、「新しいものを作り上げていくように、自分たちが価値を生み出していく存在になれる」というメッセージを伝えられると感じました。成長していく過程をスポンサーとして体験し、味わっていくことが会社にとっても社員たちにとっても、勇気を与える存在にバイクスがなってくれると信じています。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです
僕たちとしても嬉しいことです。バスケットボールは誰しもが体育の授業でやったことがあるし人生で1回は触ったことのある球技だと思っています。パラスポーツの中でも車いすバスケって花形スポーツの一つなので、そういった観点から見てもバスケは共感したり距離が近いスポーツだと思います。社内アンケートでもバスケ部出身が多かったんですよ!これは偶然ですが(笑)
でもバスケのポテンシャルは計り知れないので、これからも応援していき共に成長したいです!
【株式会社マルク】
所在地
〒791-8011 愛媛県松山市吉藤3丁目4-6
代表取締役社長
北野順哉
事業内容
・就労継続支援A型事業
・放課後等デイサービス事業
・就労移行支援事業
・就労定着支援事業
・相談支援事業
・事業所開設支援事業
URL
https://www.maruc-group.jp/